ハーブとの出会い 最終章 後編 そして、あ~ゆるが生まれた
『自分で愉しいと感じるコト、モノ』
『本質を知ることで得られる本当の豊かさ』
『身の丈にあった健やかで心地よい暮らし』
私は今、 そんなものを探す旅の途中に居ます。
そして、
それを『あ~ゆる』と名付けました。
暮らしとは日々のこと
生きることそのもの
かつて思い描いていたライフスタイルの提案という仕事。
私が伝えたいライフスタイル。
私が伝えられること。
そんなものを漠然と追い求めながら、なかなか核心に迫ることができず、
どこか薄っぺらくて頼りなくて…。 うまくかたちにできずにいました。
あちこちさまよいながら、足りなかったものがようやく見えてくるようになってきたのは
アーユルヴェーダと出会えたおかげ。
『ものごとときちんと向き合いなさい』といつもそばでささやいて教えてくれるから。
今私は、ライフスタイルアドバイザーとして、そのかたの個性を見抜きそのかたに合った
ライフスタイルのご提案をお仕事としてさせていただいています。
ハーブとの出会いから辿りついた、生きるために必要なツールであるアーユルヴェーダ。
そして、そこから新たに生まれた独自スタイル「あ~ゆる」を軸にしてお伝えしております。
「あ~ゆる」を追求するなかでわかったこと
フローリストとしてのキャリアのなかで培ったものや活かし方は必ずしもデザイン性を研ぎ澄ますことやカスタマーにプロダクトを提供することだけではないということ。 そして、私のようにアレルギー体質のひとが「もう植物とは関わりたくない」と絶望するのは実は大きな間違いで、だからこそ伝えられる大きな気づきや大切なメッセージを与えてくれたということ。
私たち人間が地球上で上手に生きていくためには決して自然界を無視することはできないということ。私たちは生まれてから命尽きるまで、自然界に生かされていて、その自然や植物との関わりをきちんと理解しその厳しさという事実を素直に受け入れ、うまく共存していく方法を自身の感覚で見つけ出していくということ。
アロマテラピーであれば。単に「機能」を活用するだけではなくもっともっと深い本能に触れ、いい部分も悪い部分も理解した上で大切に適切に扱うということ。
私自身がが辛かった時に、植物にどんなふうに助けられてどんなふうに植物が立ち直らせてくれたのかを私なりの言葉で伝え、ひとりでも笑顔になれるきっかけを探すお手伝いが出来たらどんなに私は嬉しいだろう。
そんな風に自然界は、植物は、ただそこにいるだけで素晴らしくて、それだけで私たちがこの世に存在し「生きている」ことを実感として感じさせてくれる。よりよい方向へ導くために絶え間なくメッセージを送り、そのたびに立ち止まらせてくれる素晴らしい存在だということをもっともっとたくさんの人に伝えたい。
私はアーユルヴェーダに触れることで、多角的に物事を捉えることや自分が経験しその反応を直に感じて、本能と向き合うことの必要性があると知りました。
初めてハーブの存在に気づいたときのことや、スパイスに触れ、味わいに感動したときのこと。
花に触れ、美しい姿や香りに魅せられながらも、必死に生きるために備えられた植物の成分や作用に感動し、認め、活用することなど、自らが体感した経験を通して、素晴らしさと感動を伝えること。
学ぶことではなく、感じとること。 本能を揺さぶり、五感をフルに活用させること。
溢れかえる情報をまんま受けとるのではなく、そこから自分の感覚で「感じる」という作業が
なにより大切で、そこから行動し、何より創造するということ…。
かけがえのないものや大切なものはその先にあって、その人にだけに見えればよくて、その想念をもってひとと関わっていくことで幸せというものははひょっこりと訪れる。
幸せはきっと待っていてはいつまでもやってこない。
掴みにいくというようなものでもなく、あなた自身が創り出すものだと思うから。
自由で、心地よくて、そして楽しい。
っと、感じる私らしい日々の暮らしを送ることができ、素晴らしい人生だったと思える。
ここに「あ~ゆる」があり、その人にとってのアーユルヴェーダがあるのだと思うのです。
今までのしっくりとこなかったことを、いつの間にか、アーユルヴェーダがほとんどを解決に導いてくれているように思います。
自然はすべての人々に平等です。
しかし、人それぞれの個性があるように、ひとりひとりの受け取りかたもまた違う。
その個々に違う感性がその人柄を表し、醸し出すものが背景として存在し、独自のライフスタイルが生まれる。
当事者以外の視点は気にしない。
善も悪も、正解も不正解もない。
その人が心から、幸せを感じているかどうかが一番大切だから。
ライフスタイルとは学ぶことではなく、自分の内側で心地よさを丁寧に感じとりながら生きていくというプロセスを楽しむことそのもの。
そんなライフスタイル作りのほんの少しのお手伝いが出来たなら…
そんなライフスタイルアドバイザーになれたなら…。
誰かに自分の経験を伝えるのなら、今まで経験した発見したときの喜びや感動した気持ちを決して忘れてはならないし、これからも心からの喜びや感動を得ることを止めてはならない。
そのためにも私自身が 日々のことに対し常に「謙虚」でありたい。
そんな風に、 あ~ゆるを実践し続けながら、新たな発見をしていきたい… そう想うのです。
気がつけば、
私の人生は植物、自然、四季というキーワードですべて繋がっていました。
ただ、現代社会を生きるなかでその感度が個々にほんの少しずつ鈍っているかどうかの違いだけのことのように思うのです。自然の法則を正しく知り、ひとつひとつ丁寧にチューニングすればきっと誰もが容易く理解できること。「あ~ゆる」を通してあなたがその感度を高められるように、目指すべき先へと導いて差し上げられるよう・・・
私にとっての「あ~ゆる」という名の活動はこうして続くのです。
私らしく生きること。
自分の人生を生きること。
それは一見わがままのように見えるけど、決してそうではなくて。
ひとりひとりが独立したうえで、ひとはひとと対等に向き合えるものだから。
植物は誰かのために生きているわけではなくて、
自らの人生を全うしているだけにすぎないのです。
依存のない自然界にならって私も自分の人生を全うしたいものです。
「あ~ゆる」に出会ったひとりでも多くのかたに 本来の自分らしさに気づき
その人にとってほんの少しでも 人生がよい方向に向かってくれたなら…
私は嬉しく想います。
The End
2015/7/19 yuika
アメブロより再投稿
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