感情はどこで生まれる?
アーユルヴェーダでは
感情は単に“頭の中のもの”ではなく
「心(マナス)」と「五感(感覚器官)」
そして
「記憶・意識(チッタ)」
の間で生まれるもの と考えられています
つまり、感情とは
五感で「感じる」
↓
「それをどう受け取ったか」
という内側の反応として
感情が生まれるのです
たとえばこんな風に…
誰かの声を聴いて、ふと涙が出る
ある香りによって、懐かしさや安心感が湧く
風に吹かれて、切なさや寂しさを感じる
こうした感情は
五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)
という “感じる窓”から入った刺激が
心の記憶や印象と結びついて生まれている
と言えます
感情は「気づきのサイン」
アーユルヴェーダでは
感情には良い悪いはなく
自分自身のバランスの乱れや
変化を知らせてくれるサイン
として大切に扱います
イライラ
内側に「火」が強まりすぎているサイン
(ピッタの乱れ)
不安や焦り
「風」が過剰になっているサイン
(ヴァータの乱れ)
重たさや悲しみ
「水や土」が溜まりすぎているサイン
(カパの乱れ)
感情を見つめることは
ドーシャのバランスに気づき
本来の自分に還るきっかけにもなります
感情とは
五感を通じて心が反応するときに生まれ
心にたまった記憶や印象が
感覚と結びついて生まれる
「あなたの中にある変化」
を知らせてくれるサイン
その感情のサインに気づき
その感情を良し悪しでジャッジせず
寄り添い受け入れることが
あなたを整える第一歩
五感と感情はつながっています
あなたが香りに癒されたり
音に救われたり
植物に触れて泣きたくなったりするのは
偶然じゃないのです
まずは 溢れ出る感情の波を
あなた自身でやさしく抱きしめ
心と記憶や意識までもを
癒してあげましょう
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