植物のしずくで「わたしととのう」 ― アーユルヴェーダで読み解く3つの蒸留水 ―
こんにちは
アーユルヴェーダと植物療法の知恵から
デイリーケアに役立つ暮らしをお伝えしている
ゆいぐさBotanicaです
毎日を健やかに、美しく生きるために
心がざわついたとき 肌が不安定なとき
なんだか気分が乗らないとき…
そんな小さな揺らぎに 植物がくれる
「やさしい処方」があります
この記事では アーユルヴェーダの叡智をベースに
3種の代表的な植物蒸留水
― ローズ・ゼラニウム・ラベンダー を
「心・肌・ホルモン」の 3つの視点から読み解き
それぞれの特徴と使い方を ご紹介してゆきます
心が整う
アーユルヴェーダでは
心(マナス)はドーシャと
深く結びついています
特にピッタ(怒り)や ヴァータ(不安)が乱れたとき
植物の香りが持つ サットヴァ性(純粋な心の質)が
静けさや自己受容を
取り戻すサポートになります
ローズ:感情が波立つとき 自己愛を育む香り
ゼラニウム:落ち込みや気分の揺れに 心のバランス調整に
ラベンダー:不眠や思考疲労に 神経をやさしく鎮める香り
肌が整う
アーユルヴェーダでは
皮膚はラサ(血漿)や ラクタ(血液)の反映とされ
そのバランスは 外用薬やオイルで整えます
蒸留水は「植物のしずく」とも呼ばれ
皮膚に寄り添う外用療法のひとつで
ローズ:乾燥・赤み・敏感に 炎症を鎮め、
潤いを与えてくれます
ゼラニウム:混合肌・皮脂バランスの乱れに
透明感を引き出してくれます
ラベンダー:軽い炎症・日焼け・思春期肌に万能タイプ
ホルモンが整う
アーユルヴェーダでは、
女性の周期もまた
リトゥチャリア(季節の流れ)と同じく
ヴァータ・ピッタ・カパの変動に
影響されると考えます
香りと水が 心と身体のめぐりを整え
内側のリズムと調和してくれます
ローズ:排卵期〜月経前の情緒や子宮ケアに
愛と受容をもたらす
ゼラニウム:PMSや更年期のゆらぎに
ホルモンバランスの応援に
ラベンダー:神経性の疲労や眠れない夜に
月経中の休息にぴったり
香りと水分で 日々をチューニングする
植物の香りと、肌に触れる水のチカラ
アーユルヴェーダでは それらをただの
「香り」や「化粧水」ではなく
感覚器(インドリヤ)と心(マナス)に
働きかける“薬(オーシュディ)”ととらえます
香りにふれる時間は
ただのスキンケアではなく
「五感を整え、今のわたしとつながる時間」
ぜひ、自分の心や肌の声に
耳を澄ませながら
3つの蒸留水を使い分けてみてくださいね
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本日もお読みいただき ありがとうございました
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