鼻は脳への入り口 ― アーユルヴェーダの浄化法「ナスヤ」とは
おはようございます
ゆいかです
最近、セルフケアとして「ナスヤ(Nasya)」を実践する方が少しずつ増えてきました
専用オイルを鼻に1滴ずつ垂らすことで、頭がスッキリしたり、睡眠の質が上がったり、なんとなく感覚がクリアになったという声も耳にします
でも、そもそもナスヤとは一体どんなケアなのでしょうか?
そして、鼻から入ったそのオイルはいったいどこに届くのでしょうか?
今回は、アーユルヴェーダの視点と現代科学の視点から、ナスヤの奥深い世界をご紹介します
ナスヤとは?
ナスヤ(Nasya)は サンスクリット語の「ナサ(Nasa)=鼻」に由来し
「鼻を通じて薬用オイルや薬剤を投与する アーユルヴェーダの浄化・治療法」 のことを指します
鼻は、五感の中でも とくに 「感情や記憶、思考」と深くつながる場所
アーユルヴェーダでは
「鼻は脳への入り口(Nasa hi Shiraso Dwaram)」とされ
頭部や感覚器官に直接はたらきかけるケアとして 古くから行われてきました
ナスヤの目的と効果
ナスヤは、主に 頭・脳・感覚器官・ホルモンバランスなど
「首から上の不調」に用いられます
アーユルヴェーダ的に期待される効果
頭部や顔面のカファ排出
副鼻腔や頭部にたまった粘液を除去し、軽さやスッキリ感をもたらす
感覚器官の調整 視力、嗅覚、聴覚の働きを整える
記憶力や集中力の向上
脳神経や思考力に作用し、精神の明晰さを高める
睡眠の質の改善・ストレス緩和
自律神経のバランスを整え、心を落ち着ける
ナスヤの種類(目的に応じて)
● プラティマルシャ・ナスヤ 少量(1滴ずつ)のオイルを両鼻に点鼻するセルフケア向け。毎日行えるやさしいケアです
● マルシャ・ナスヤ パンチャカルマ(5大浄化療法)のひとつとして、専門家のもとで行う本格的なナスヤ。5〜10滴以上のオイルを用います
● アヌ・ナスヤ(Anu Taila) ハーブをブレンドした代表的なナスヤ用オイル。脳や感覚器官を滋養し、活性化させます
● シロ・ナスヤ “頭(Shiro)”をターゲットにしたナスヤで、シロダーラ(頭にオイルを垂らす療法)と組み合わせることもあります
ナスヤの基本的な流れ(セルフケアの場合)
顔や肩、首まわりを温めてリラックス(ホットタオルやオイルマッサージ)
オイルを人肌に温める
仰向けになり、片鼻ずつ1〜2滴ずつ点鼻
軽く吸い込むようにして鼻腔へ
数分間リラックスし、余分なオイルは口や鼻から排出
最後にうがいや拭き取りで清潔に
よく使われるナスヤ用オイル
アヌ・タイラ(Anu Taila)
多種の薬草を配合した浄化&滋養オイル
ブラフミーオイル
記憶力・集中力UP、脳神経をサポート
アシュワガンダオイル
抗ストレス作用、神経の安定に
日本の和ハーブ(クロモジ、ユズ、ヨモギなど) に応用
日本人の体質や香りの好みに合った薬草で代用
オイルは脳まで届くの?
「鼻は脳への入り口」と言われますが、
実際に鼻から投与されたオイルはどこまで届くのでしょうか?
現代医学の視点から
鼻腔には、嗅神経や三叉神経という脳とつながる経路が存在します
そのため、「嗅上皮を介して脳へ薬剤を届ける方法」は、近年の医学でも注目されています
特に、脂溶性かつ低分子の揮発性成分(例:精油のテルペン類)は鼻からの吸収率が高く、一部は血液脳関門(BBB)を通過して脳に届く可能性があるとされています
ただし… 鼻粘膜には防御機構(酵素やバリア)があり、すべての成分が脳に届くわけではありません 一部は全身循環に取り込まれて肝臓などで代謝されます
ただし、分子の大きさや脂溶性などの性質によって通過できるかどうかは異なります
まとめ
ナスヤは「頭と感覚を整える」静かなセルフケア ナスヤは 鼻から薬草の恵みを取り入れる
アーユルヴェーダならではのケア法 目に見えないけれど 日々の感情・集中力・感覚器官に 作用してくれる存在
気分がすぐれないとき 頭が重いとき 眠りが浅いとき――
一滴のオイルから 内側の静けさへとつながる感覚をぜひ体験してみてください
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や手に入らなければ 「クロモジ×太白ごま油」など 日本人にもなじみやすい香りで 行うのもおすすめです
まずは1滴から 季節や体調に応じて 無理のない範囲で 取り入れてみてくださいね
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